台湾の偉い人、陳時中さんが「海外渡航ができるのは2021年年末」発言。衝撃ニュースに戸惑いを隠せないっ!
どうも、こんにちは@satoshi_JPTWです。
つい先日、このようなニュースを見つけました。
日本との往来、年末解禁の可能性 引用先:フォーカス台湾
え、もうすでに2020年越して2021年になって年末終わっちゃったじゃん・・・
って思いながら記事の本文を読んでいると、、、2021年の年末らしい。
いやいやいやいや、つい先日、「とうとうあれから1年かぁ。。。」ってため息ついたばかりなんですが。
もう1年待たなきゃですかっ!?
どこのどいつが、そんなことを言っているんだ。どうせ、日本のワイドショーに出るような○○大学の助教授とかだろう。
とか変な抵抗心を燃やしていたら・・・。
発言をしたのは、中央感染症指揮センターの指揮官、陳時中(ちんじちゅう)さん。
WOW!これは絶望的・・・いや、言葉に力がある方の意見なので、重く受け止めるべきコメントでした。。。
陳時中さんとは、どんな人?
この陳時中さんは、Wikipediaでもきちんと紹介されています。
台湾のコロナ対策の徹底さ、そして対策のおかげでコロナ被害が極めて少ないことは日本人の僕らにも有名な話ですよね。
台湾の現在のコロナの状況を確認したい方は、こちらをどうぞ。
その台湾でのコロナ対策を推し進める中心人物が、この陳さんです。つまりは、台湾の政治家さんですね。
今回のコロナ対策のおかげで、陳さんは台湾でもかなり高い支持を受けています。
その支持率は、なんと90%を超えると言われているそうです。
それを象徴する彼の行動として、日本でも有名な話が「ピンクのマスク姿」や「質問がなくなるまでの長丁場の記者会見」ですね。
ピンクのマスクは誰が着けてもOK♪
今では感染をかなり低いレベルでコントロールできている台湾ですが、コロナ感染初期の台湾でも、マスクが不足する事態が発生しました。
僕が2020年1月末の春節の時に、台湾へ遊びに行った時には、すでに台湾ではマスク購入制限が政府によって行われていました。
コンビニでも薬局でも「1人2個まで」。しかも購入する際は、健康保険証を見せなきゃいけないと彼女も言っていました。
なぜなら、健康保険証を提示することで、台湾政府がマスク供給をコントロールできるとのことでした。
「恐るべし、台湾テクノロジー」とその頃は、違う意味で驚きました。
ですが、日本に帰国した数日後、日本でもコロナの感染猛威が広がっていきます。すると、皆さんもご存知の通り、マスクがお店から消えてしまいました。ネット上では、馬鹿みたいな高値でマスクの転売が始める始末・・・。台湾での光景を目の当たりにしていた僕は、本当に日本政府そして日本の自由な文化にガッカリしました。(行き着くは布製アベノマスクですが・・・)
さて、話が逸れましたが、台湾で使われているマスクは、基本的には医療用マスクです。
もちろん、布製マスクやPitapaの様なナイロン製マスクも着けている人はいます。
ですが、そんな人も医療用マスクとの「重ね着」が基本です。
今でもよく覚えていますが、2020年1月末の台南での電車の乗客がそうでした。初めて見た時は、「えーーー!?」って彼女に話してましたが、彼女も医療用マスクは当たり前に必要だと言ってました。ちなみに、この時僕は彼女からマスクを持って来いと言われて、ナイロン製マスクのPitapaを持っていきましたが、「それは意味がない!」と一蹴され、医療用マスクを分けてもらう始末。。。情けないっすね。
で、そんな中で陳さんが何をしたのかと言うとですね(笑)
台湾の医療マスクには、青色とピンク色が当時は主流だった様です。
下の2枚の写真は、2020年1月末に台南を訪れた時に撮った写真です。
マスクの供給が十分でない頃の台湾では、マスクの色なんて選べるはずもありません。
大人だったら、そんなマスクの色なんて文句言わず着けれますよね。
ただし、子供たちになると話が変わってきます。
そんな中、ある台湾人の男の子が、こう言ったそうです。
「ピンク色のマスクなんて着けて行ったら、学校で笑われちゃう」と。
それを聞いた陳さんが取った行動が、とてもシンプルだけど、心動かされるものでした。
陳さんたち政治家が、記者会見の際に、男性女性問わず、全員でピンク色のマスクを着けたのでした。
きっと嫌がった男の子にも、その周りのお友達にも、陳さんの気持ちが伝わったことでしょう。
情報公開の徹底を行動で示す質問ゼロまで終わらない記者会見
これもとても有名な話だと思います。
陳さんは、コロナ対策の戦略の大きな柱として、「情報公開の速度」と「透明性」を掲げました。
その姿勢の表れが、【質問が終わるまで、決して終わらない記者会見】です。
陳さんは、この行動に対して、このようなことをコメントしています。
私たちはかつてのSARSの経験から、伝染病の対策では医療上の戦いに勝つ以外に、ウイルスとの心理戦を戦わねばならないことを知っていました。情報を透明化しなければ国民の病気に対する理解が不足し、すると国民の中にウイルスに対する恐れが蔓延し、それは政府に対する不信感を生み出します。そうなると政府がどんな対策をしたとしても、国民が協力しなくなり、政策の実施の有効性が低くなります。そして結果として感染予防の効果が低くなります。
引用先:クーリエジャポン
こんな政治家がいれば、そりゃ支持したくなりますよね。
まとめ
さて、冒頭の「海外旅行解禁は2021年年末」発言は、絶大な支持を持つ陳さんによるものでした。
と言うことは、この事実を潔く受け止めて、それを見越した行動を取る方が賢いですね。
いくら泣こうが喚こうが、国が国境をオープンしてくれない限り、いつまで経っても一国民である僕らは越境できないわけで。
記事を書きながら、ちょっと絶望感を感じてはいますが・・・。
ですが、人生は長く続くので、後々振り返った時に「あんなに会えない期間があったねー」と笑って話しながら過ごすことができることを信じて、できることをやろう!
ってことで、中国語の勉強でもやりまーす♪ちょうどこの後、オンライン外国語AmazingTalkerでレッスンがあります。
台湾の高雄在住の台湾人の先生から、春節の話など聞きつつTOCFLの勉強です!